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ACE COMBAT 04

shattered skies

シリーズの魅力をさらに昇華させた不朽の名作

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製品情報

発売日:2001年9月13日(木)

対応ハード:PS2

プレイアブル機体:21

製品概要

 「エースコンバット3 エレクトロスフィア」の発売からおよそ2年、2001年9月にリリースされた新作が「エースコンバット04 シャッタードスカイ」である。前作では近未来SF的な世界観だったのに対し、本作は再び現代的な世界観に戻された。世界観は2作目、3作目と同じく架空の大陸(ユージア大陸)で繰り広げられるが、時代設定は前作の2040年から2004年となっている。ミッション数は分岐なし(一本道)の18ミッションと、前作と比べて少ないものの、数多くの無線がリアルタイムで飛び交うなどプレイ中の臨場感は増した。また、PS2という高性能ハードに対応したことで、グラフィック性能も大幅に進化。リアリティのある空の描写や緻密な機体のモデリングも注目すべきポイントとなっている。

 登場機体は全21機体で、そのうちロッキード・マーティン社の航空機は正式にライセンスを取得している。それ以外にも実在の航空機が登場するが、一部機体では略称を用いることでライセンス問題を回避した。また前作の選択式武装を発展させ、各機体に特殊兵装というサブウェポンが選べるようになり、攻略の幅が向上している。このシステムは以降の作品にも続投されることになった。また、ハンガーでは機体や特殊兵装を様々な角度から眺めることもできるようになり、ミリタリーファンの心を掴んだ。

​ ゲームモードは、本作の主軸となる「ストーリーモード」に加え、5つの特別なミッションが楽しめる「トライアルモード」、画面を縦分割した「VSモード」、「チュートリアルモード」を設定。ストーリーは、各ミッションとは別に、敵勢力(エルジア軍)占領下にある少年の視点で語られる。この幕間ムービーの脚本を手掛けたのは片渕須直氏で、彼は後に「5」や「7」の脚本も担当している。2つの視点で進行する精緻な群像劇は、シリーズのなかでも特に高く評価されている。それゆえ現在でも根強いファンが多く、HDリマスターやリメイクなどが強く望まれる作品となっている。

​ストーリー

 小惑星ユリシーズが地球に降り注いでから4年の月日が経った。国際社会は、ユージア大陸西部のエルジア共和国に、ユリシーズ被害国の難民受け入れを要求。かねてよりエルジア共和国と周辺諸国は一触即発の関係だったが、ユリシーズによる難民受け入れ問題が引き金となり、2003年夏にエルジア共和国は中立国サンサルバシオンへの侵攻を開始した。サンサルバシオン領地に建設された隕石迎撃砲「ストーンヘンジ」を占拠し、軍事兵器として利用。これを受けて周辺国はISAF(独立国家連合軍)を組織してストーンヘンジの攻撃を試みるも、その絶大な威力の前に撤退を余儀なくされた。それから1年後の2004年9月、大陸極東のノースポイントまで追い詰められたISAFは、最後の防衛戦を行うべくメビウス1(主人公)達を送り出し、大陸の大部分を支配下に置いたエルジア共和国に立ち向かうのだった。

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