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ACE COMBAT 2

大きく進化を遂げたシリーズ第二作

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製品情報

発売日:1997年5月30日(金)

対応ハード:PS

プレイアブル機体:24

製品概要

 初代エースコンバットの発売から2年後となる1997年5月30日、続編「エースコンバット2」が発売された。初代に引き続きプレイステーション用ソフトであるが、グラフィックは大きく向上し、戦場や航空機がよりリアルに描かれるようになった。特に初代では陸地の描写が少なく空との境界が曖昧だったが、本作では明確に描画されている。高度を上げれば雲海を見下ろしながら飛行できるなど、3D空間を自在に飛び回る楽しさが大きく進化した。また、舞台となる大陸(後の作品でユージア大陸と名付けられる)が新たに設定され、以降の作品にも活かされている。そのほかコマンド機と呼ばれる強敵(ネームド機)が各ミッションに配置されたり、ライバル機「Z.O.E.」や敵の最終兵器「ADF-01」の存在など、後のエースコンバットに与えた影響は大きく、シリーズの雛形となった部分も少なくない。

 ゲームモードは、前作にあった2P対戦が無くなり、キャンペーンモードのみ。しかし、ミッション中の行動によって分岐ルートが発生し、全30ミッションという大ボリュームでやり応えは十分。燃料制は前作から踏襲し、ミッションをクリアするたびに新しい機体が購入可能となるのも同じである。ただしミスによる機体損失というシステムは削除され、何度でも挑戦できるようになった。僚機制も踏襲されたが、本作では「SLASH」と「EDGE」の2名のみを選択可能。特に「EDGE」は、シリーズの看板キャラクター永瀬ケイとして、後の作品にも度々登場している(但し、ストーリー上は同名の別人となる)。

 プレイアブル機体は24機と、前作から大幅に増加。敵機も含めれば実在の航空機の多くが実名で収録されている。ただし1周で全ての機体が使えるわけではなく、エンディング後で選べる「エクストラ」モードでしか使用できない機体もある。また、シリーズ初のオリジナル機体として「XFA-27」を収録。ミサイルを4連射できるなど、実在機とは一線を画する性能を有している。なお一定条件を満たすと、プレイヤー機、僚機、敵機の3Dモデルを鑑賞できる「モデルディスプレイ」が選択可能。この機能はシリーズで唯一、本作のみに実装されている。

 なおエースコンバット2は、任天堂3DS用ソフト「エースコンバット3D クロスランブル」としてリメイクされている。世界観やストーリーを掘り下げ、新たな設定が付与された。時代設定は「ZERO」と「04」の間、ストレンジリアル の1997年頃となっている。

​ストーリー

 統合軍統括エリアコードNA-P2700において軍事クーデターが発生した。首脳陣が外交交渉のため本国を離れた隙を突き、クーデター軍は行政中枢を占拠の後、各地の重要施設を制圧。戦力強化を行いながらその勢力範囲を拡大しつつある。また、戦略兵器である大型巡航ミサイルの保有も確認された。これに対し統合軍本部は、傭兵部隊により編成される特殊戦術戦闘飛行隊「スカーフェイス」の出撃を決定。クーデター軍鎮圧のため出撃した。

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