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ゼネラルリソース社
あらゆる産業の中核を握る、国家の枠組みを超えた巨大資本の統合体。
資本主義の発展に伴って経済市場のグローバル化が進み、企業同士の合併吸収がより頻繁に繰り返されるようになった結果、各国でも有数の大資本が大規模且つ究極的に統合されていった。
このような世界的規模の統合の波の中で、最も巨大な多国籍企業体へと成長を遂げたのがゼネラルリソースグループである。
ゼネラルリソースグループのような世界的規模の、いわば多国籍企業体の出現で、法や規制によって束縛する国家という枠組みは事実上意味を成さなくなり、現代社会に見られるような、企業が行政を司り地域を統率するといった体制が確立された。
ゼネラルリソース社の事業展開
現在ゼネラルリソースグループは、工業、農業、水産などはもちろんのこと、サービスや軍事産業に至るまで、ありとあらゆる産業において独占的なシェアを占めており、その事業展開や規模はとどまることなく広がり続けている。
最近ゼネラルリソースグループの事業関連でマスコミをにぎわせた話題では、大陸間道路の建設や、ジオフロント計画(地底都市計画)などが挙げられるが、その一方で、こうした開発による環境破壊は、しばしば地球環境保護団体「グローバルウェイ」の批判の対象になっている。
ゼネラルリソースグループの事業はこのような都市開発から、文房具や衣服など人々の日常生活必需品にまで及んでおり、「ゼネラルリソース社のロゴのないものはものではない」と言われる程である。
ニューコム社
宇宙開発分野をはじめとして、ニューロ・コンピュータ分野、連想記録メモリなどに代表される新しいコンピュータ技術、生化学分野、地球規模の情報通信分野、ナノ・テクノロジーなど、幅広い分野での最先端技術の開発と独占によって、ゼネラルリソースグループと肩を並べる存在にまで急速に成長した企業。
ニューコム社は、情報環境開発事業部「ニューコム・インフォ」、宇宙環境開発事業部「ニューコム・スペース」、生命環境開発事業部「ニューコム・バイオ」、通信環境開発事業部「ニューコム・スフィア」、広報外務部「ニューコム・パブリッシング」という5つの部で構成されている。
社名は、「神経単位」を意味する「Neuron」と、「computer」との合成語。
ニューコム社の歴史と現在
ニューコム社は、慢性的な財政難から民営化された元政府宇宙管理機構EASA(Euro-Asia Space Administration)を前身とし、発足直後の大手航空会社吸収によって、一躍宇宙開発分野における先駆的存在となった。
2030年代には、ゼネラルリソース社からの大規模な研究開発スタッフの移籍を皮切りに、破綻した国営機関や規模の縮小を余儀なくされた企業の研究開発チームなど、国籍や研究分野を問わずさまざまな機関や組織から優秀な人材を取り込み続け、その事業内容を大幅に拡大した。
2034年には、通信会社やソフトウェア会社の吸収を経て、宇宙戦略構想による衛星ネットワーク網を樹立し情報通信分野で業界トップの座を欲しいままにした他、昨年2039年の海上浮遊都市「メガフロート」の完成では、「不可能を可能にするニューコム」とまで言われた。
科学技術の研究と開発に重点をおいているニューコム社の動向は、しばしば、「科学至上主義」の「人間性を無視した行為」として糾弾され、とりわけニューコム社独自の軍部を所有してからというもの、世間から一層非難を受けるようになった。
UPEO
Universal Peace Enforcement Organizationの略称。ユーピオ。新国際連合共同体直属の治安維持対策機構。いまだ各地で勃発するさまざまな紛争を鎮圧するための軍隊「SARF」を保有する。
UPEOは、あらゆる民族や国家の枠組みを超えた地球規模での平和を維持するために設立された、新国際連合共同体の一機構である。しかし実際は、USEA連邦議会元議員のガブリエル・W・クラークソン氏が現職に就任するまで、ゼネラルリソース社派閥によって実権を握られた、いわば「ゼネラルリソース社の持ち駒」と化していた。
ガブリエル・W・クラークソン氏の着任した2037年からは、設立当初の機構方針を再認識し、「平和主義精神」に則った政策を展開、UPEOの存在意義が、世界的に明確にされた。
GRDF
General Resource Defense Forceの略称。
ゼネラルリソース社所属防衛部隊。元は「警備部」として、アンチーゼネラルリソースグループを掲げるテロ組織からの自衛を目的として設立された。近年では、ゼネラルリソースグループの世界的発展と市場の独占に伴って、自衛以外の様々な用途に積極的に使用されるようになってきた。最近ではとりわけ、ライバル企業と噂されるニューコム社への牽制としてGRDFの出動が頻繁になっている。
NEU
Nucom Emergency Unitの略称。ニューコム所属非常事態対策機構。
NEUは、元々研究開発施設での警備や、開発業務中の不慮の事故への対応といった総合警備を担当していたニューコム社の一部署であった。2037年頃から企業間紛争が軍事的様相を呈してくると、NEUはニューコム社が自社開発した軍備を装備し、軍事的対応の可能な部隊へと変わっていった。現在ではゼネラルリソース社の所有するGRDFにもひけをとらない軍事的組織にまで成長している。
SARF
Special Armed Response Forceの略称。サーフ。
UPEO(治安維持対策機構)所属の特別航空部隊。
2038年から表面化し始めた企業間紛争の鎮圧に軍事介入を迫られたUPEOは、2040年にようやく軍事部隊「SARF」を正式に設立した。
しかしUPEOには問題点も多く、ガブリエル・W・クラークソン代表議員の「平和主義精神」のために、迅速な軍事的対応がとれないケースが頻繁に起こったり、軍備を大手企業や国家に頼っているため総軍事力を高められない実状に、「UPEOは張り子の軍隊」といった批判も受けている。
戦争
ゼネラルリソースグループが国家という枠組みを凌駕し、その影響力を世界規模に拡大した結果、テロや地域紛争などの小規模な戦争は依然として繰り返し勃発していたが、国家間での衝突は事実上起こり得ないものとなった。
その為、規模の縮小を余儀なくされた軍事産業はゼネラルリソース社の独占市場となったが、新兵器の開発はほとんど行われず、とりわけ開発コストのかかる戦闘機においては既存機種の改良にとどまり、革新的な研究開発は行われなかった。
しかし最近になって、ニューコム社とゼネラルリソース社との間での企業間紛争が激化し、軍事的様相を帯びてくると、戦争は企業間戦争という今までになかった形態で、再び市民の生活を脅かすようになった。
グローバルウェイ
近年ますます問題となっている地球の温暖化や、大規模な都市開発計画による環境破壊に対し、積極的に訴えかける地球環境保護団体。
「地球の道が、我々の進むべき道である。(Way is the way)」をスローガンに、環境保護を訴えている。
USEA
United States of Euro-Asiaの略。ユージア。元は六大大陸の一つを占める巨大な連邦国家であったが、ゼネラルリソースグループのような多国籍企業体がその勢力を拡大し、国家という枠組みを事実上解体した結果、USEAは国としての機能をなくし、現在では便宜上の地域区分としてその名を留めている。
NUN
Neo United Nationsの略。新国際連合共同体。国際平和と治安の維持、諸国間の友好と協力を目的として設立された国際平和機構。
ナイトレーベン
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DOE計画
DOE:Darkness Of Enigmaの略称。オプトニューロン(人工光速神経網)の移植によるパイロットの育成や次世代戦闘機「ナイトレーベン」の開発などの、2028年にゼネラルリソース社が始動した軍事的開発計画のコードネーム。
P.I.G.
Programmed Intelligenceの略。プログラムされた思考型人工知能のこと。
ロボット工学や自動航行など、あらゆる分野で応用されている。
開発初期段階の知能レベルがあまりにも低かったので、科学者たちがそれを皮肉って「豚」と呼んだことが始まり。ニックネームとしては「ピギー」とも言われる。
非フォンノイマン型の生体コンピューターの登場によって飛躍的に発展し「意識まであと一歩」のところまで研究は進んでいるが、まだ人格や自我を持つP.I.G.の成功には至っていない。
イーオン・ジェネレーター
空気清浄作用があるイーオン粒子を発生させる装置。
Connected
コネクテッド(締結)。
「接合された者」の意味から、神経接続により、コンピューターを直接人間の脳と繋いでコントロールできる状態にすること。
ENSI
ENSI(エンジー):Electro-Neuron-Synapse-Interfaceの略称。パイロットの神経細胞とコンピューターを接続する回路のパス規格。
現在では、パイロットの運動神経系と反射神経系の神経細胞からの情報を受け取る電極部分と、コフィン内のメインコンピュータとを、ENSI規格のケーブルで接続した状態での戦闘機の操縦が一般的となっている。
オプトニューロン
Opto-Neuron(人工光速神経網)。より素早く、より正確で、より繊細な戦闘機の操縦を可能にするために、ゼネラルリソース社が2028年に始動した「DOE計画」の一環として開発した人工神経網のこと。
このオプトニューロンの開発によって、従来のENSI規格上では実現不可能だった、「ナイトレーベン」などに代表される次世代戦闘機の操縦が可能になった。
しかし、オプトニューロンの移植には数々の問題点も指摘されている。
神経細胞に直接人工神経網を植え付け、むき出しの状態にするため、パイロットが過度のショックを受けると、脳障害や精神障害などの生死に関わる障害を被る危険性がある。
また、直接人工神経部にケーブルを取り付けるため取り外しがきかず、常にケーブルを首筋から露出させた状態で保持しなければならない。
実験段階ではあるが、2031年にゼネラルリソース社DOE計画開発チームにより、現SARF所属パイロットの紘瀬 玲名(ひろせ れな)が移植手術を受けている。
複製(デッドコピー)
Dead-Copy
サブリメーションする際に、人間の脳内情報を完全にコピーすることによってソフトウェア上に作られる複製人格のこと。
電脳化(サブリメーション)
Sublimation。
サブリメーション(昇華)とは、固体が液体になることなしに直接気体になることを意味することから、頭脳をデジタルデータに変換する脳手術を施すことにより、脳内情報を肉体から直接ソフトウェア上に転移することを電脳化(サブリメーション)と呼ぶ。
サブリメーションにより、人はこの世から肉体を捨て去り、ソフトウェア上で生きることが可能になる。
ゼネラルリソース社 DOE軍事研究所に所属するヨーコ・イノウエ研究員を中心とした研究開発チームによりサブリメーションの基礎理論が構築され、理論上はデッドコピーの作製が可能となったが、2030年同チームの研究中の事故により、ゼネラルリソース社は研究の続行を断念した。
ウロボロス
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ナノバイト
Nano-bite。
ニューコム社のナノ・テクノロジーによって開発された、微小な粒子状のロボットの商品名。
組み込まれたプログラムによって様様な環境に適応し、自己増殖を繰り返しながら進化していく。
虫が餌に食いつくBiteと、コンピュータの情報単位のbyteをかけて名付けられた。
アントリオン
Antlion。
ゼネラルリソース社開発の地上戦闘用機動戦車。「アリ地獄」を意味するant lionから。
電脳空間(エレクトロスフィア)
Electrosphere。
electro(電気的な)sphere(粒子の集まる球体)の合成語で、コンピュータのネットワーク上に空間をイメージしてつけられた呼称。
ネットワーク上にアドレス毎に格納された情報へアクセスする行為が、ネットワークを空間に見立て、その中を縦横無尽に移動して目的の情報にたどり着くといった行為を想起させることからこう呼ばれるようになった。
スフィア
エレクトロスフィアのこと。詳しくはエレクトロスフィアの項を参照。
インサネット
In-sa-net。
Inter-Satellite-Network(衛星間情報網)の略称。
地上のあらゆる地点から通信可能な相互衛星通信システム。インサネットは通信衛星を媒体として、遠隔地の敵軍の動きを探知したり、地上のあらゆる兵器を遠隔操作することを可能にする。しかし実際は、ネットワーク上に施されたプロテクトのため、許可無くしては兵器の操作が出来ないのが現状である。
ジャミング
Jamming。
妨害電波を発し、電波障害を引き起こすこと。
データスワロー
Data-swallow。
ゼネラルリソース社によって、2032年に発売されたOS(コンピュータのオペレーティングシステム)の商品名。
エレクトロスフィアに接続し様々な情報にアクセスできるブラウザが組み込まれたシステムで、発売以来標準OSとして世界的規模で使用されている。
2040年に最新バージョンである、「Data-swallow ver.3.2.2」が発売された。
Peek-a-boom
ピーカブン。
Data-swallow ver.3.0.1以降のOSに対応した、様々な用語を検索できるアプリケーションの名称。
キーワードを選択すると、エレクトロスフィア内を検索し、該当するデータをカラー画像とともに表示する非常に便利なアプリケーションとしてあらゆる局面で使用されている。
発売元はグロッサリー研究所で、用語検索専用のサーバーを所有する業界大手の学術出版会社。
コフィン
Coffin:Connection For Flight Interfaceの略。正式には神経接続による軍用兵器操縦システムのこと。神経接続された操縦士は完全に視界を遮断された状態で一人乗りのコクピットに横たわって操縦するため、その棺桶のようなコクピットの形態をさして俗にこう呼ぶこともある。
コフィンは、ENSI規格で共通化されているため、デバイスドライバの交換により戦闘機、戦車などあらゆる種類の兵器に搭載可能である。
エアロコフィン
Aero-Coffin。
「コフィン」が、その棺桶のような形状から、俗に軍用兵器のコクピット全般を表す言葉として使用されるのに対して、戦闘機をさして俗に「aero-coffin(空飛ぶ棺桶)」と呼ばれる。時間的誤差のあるテレイグジスタンスよりも敏速で正確な操縦が可能であるため、優秀な操縦士の多くは直接エアロコフィンに搭乗することを好むと言われてる。
テレイグジスタンス
Tele-existance。軍用兵器の操縦部を分離し、遠隔地からの操作を可能にするシステムのこと。
操縦士は、遠隔地に設置されたコフィンから神経接続し、インサネットを経由して、テレイグジスタンスにより兵器を操作する。
インサネットを経由するため、情報の往来にタイムラグが生じ、このシステムでは兵器の完全なパフォーマンスは得られないという問題点がある。
ペイトン紛争
ゼネラルリソース社の大陸間弾道ミサイルが、コモナ諸島のニューコム宇宙基地をかすめた事件に対する報復措置という名目で、ニューコム社が引き起こした紛争。しかし実際ゼネラルリソース社は、大陸間弾道ミサイル実験の事実を否定している。
平和主義のガブリエル・W・クラークソン氏の尽力により、紛争は一時的な停戦を迎えたが、水面下で情勢は悪化。クラークソン氏暗殺の陰謀をきっかけに、大戦へと発展していった。
ニューコム社の経済勢力圏であるペイトン地方にゼネラルリソース社が進撃したことから、こう名付けられた。
DOE極秘開発施設
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DOE軍事研究所
2028年に始動された「DOE計画」研究開発のためのゼネラルリソース社が保有する施設。
2030年に一度、研究中の事故から建物が半壊する事態が起こったが、施設はその直後に修復され、「DOE計画」自体は、ゼネラルリソース社が中止を決断した2033年まで当施設で進められた。
シルバーストーン病
先天性E照射症候群のこと。
患者は太陽光線に含まれている「E光線」に対する抵抗力を持たないため、日中は宇宙服のような防護服で光線から身体を保護しなければならない。
この病気を最初に報告したのがアントニオ・シルバーストーン博士であったことから、一般にシルバーストーン病と呼ばれる。
スナイダーズ・トップ
USEA北部地域の名称で、NUN新国際連合本部がある。
O.S.L.
Orbital Satellite Laserの略称。
衛星軌道上レーザー兵器。
R・ヘルナンデス博士によって開発された、軍用人工衛星に搭載されているレーザー兵器のこと。
メリトン地域
未開拓の土地であり、この土地をめぐってゼネラルリソース社とニューコム社の間では紛争が絶えない。視察のための両社の偵察機が、頻繁にこの地を往来する。
サンドバリー砂漠
かつてゼネラルリソース社が、ジオデジックドームを建設し開拓を積極的に行っていた地域。現在ではニューコム社によるバイオプラントの建設が進められている。
Rナンバー
ニューコム社製戦闘機の俗称。
ニューコム社製戦闘機の型番には、R-101やR-102のように、「革新的」という意味の「Radical」からとった「R」が使用されている。
このことから一般に、ニューコム社戦闘機は「Rナンバー」と呼ばれている。
GBS
General Broadcasting System。2035年に設立されたゼネラルリソースグループのスフィア民営放送局。
比較的エンタテインメント性の高いドラマやバラエティ、スポーツ中継をはじめとした、幅広い番組編成を持ち、視聴率では他局を圧倒している。
NVS
Neucom Visual Server。
2033年より開始されたスフィア上での放送番組配信サービスの名称で、スフィアというメディアを用いた放送では業界初。
サービス開始当初は他局の番組を配信していたが、最近では主にニューコム社独自制作の科学情報番組を放送している。
EAPN
Euro-Asia Public Network。
2003年に設立された、USEA国営放送局。
文字放送
スフィアを介して配信される、テキストデータの情報サービス。
2032年に発売されたゼネラルリソース社製OS「データスワロー」に組み込まれており、発売当初はサービス加入者がOS購入者の8割を占めていたが、翌年のNVSによる放送配信サービスの開始と同時に利用者は激減した。現在ではテキストデータに加えて画像も配信するサービスを行っている。
ナノ・テクノロジー
ニューコム社が研究開発しているナノ単位の微小粒子を利用した技術のこと。
ニューコム社は、想定される如何なる環境にも耐えうる微小粒子の開発に着手し、2033年には、この粒子に直接プログラムを埋め込むことに成功した。
これにより、プログラムを実行するとナノ単位の作業をさせることのできるロボットが実現された。
「ナノバイト」として2038年にニューコム社からリリースされたこの商品は、優れた環境適応能力と自己増殖機能から、建設や宇宙開発などでの応用や、原子力に代わる新しいエネルギー源としての利用が計画されている。
フェイス・パーク紛争
ニューコム社に対しゼネラルリソース社が経済的制裁を加えたことを契機として、2040年にフェイス・パーク地方で勃発した紛争。
ゼネラルリソース社とニューコム社の間では30年代後半から緊張状態が続いていた。
ITTC社
In-sa-net Telegraph and Telephone Communication。
1953年にUSEA国営の電信電話会社として設立され、2023年に民営化、翌年2024年にはゼネラルリソースグループに吸収されて現在に至る。
2031年より開始された同社のビデオメール、ビデオフォンサービスは、エレクトロスフィアを媒介に画像、音声、文字情報をリアルタイムでやりとりできるサービスで、翌年のOS「データスワロー」の発売以来、標準通信システムとして世界的規模で利用されている。
紘瀬 玲奈
ひろせ れな。
2021年4月27日生まれ。
生まれながらにしてシルバーストーン病(先天性E照射症候群)患者であったが、パイロットとしての才能を認められ2030年(当時9歳)ゼネラルリソース社に入社した。ゼネラルリソース社では能力開発プロジェクトに7年間参加。「天才少女パイロット」としてマスコミの話題となる。
2037年にUPEOに移籍。高度な戦闘機操縦能力から数々の特殊作戦で勲章を多数受賞している。
現在は2040年に結成されたSARFに、エースパイロットとして在籍している。
フィオナ・フィッツジェラルド
Fitzgerald,Fiona Chris.
2016年1月26日生まれ。
3歳よりパイロットとしての英才教育を受け、22歳でエドワーズ大学大学院航空工学研究科修士課程修了。2039年にUPEOに所属し、現在は2040年に結成されたSARFにパイロットとして参加している。
アビサル・ディジョン
Dision,Abyssal.
1997年10月10日生まれ。2018年サンドバリーGR防衛大学工学部航空宇宙工学科卒。
同年9月より、ゼネラルリソース社に入社、GRDFにパイロットとして配属される。
入隊後数多くのフライトミッションで優れた業績を挙げ、2026年のテロ鎮圧作戦における功績からGRDFエースパイロットに任命され、42歳となる現在に至っても最前線で活躍している。
キース・ブライアン
Bryan,Keith.
2010年5月19日生まれ。
2028年サンドバリーGR防衛大学付属高等学校卒業後ゼネラルリソース社に入社しGRDFに在籍、現在に至る。
エーリッヒ・イェーガー
Jaeger,Erich.
2016年8月30日生まれ。
2039年オックスフォーム大学政治学部国際政治学科卒業後UPEOに所属。
2040年に結成されたSARFにパイロットとして参加し現在に至る。
サイモン・コーエン
Cohen,Simon Orestes.
2000年1月17日生まれ。
2023年にアクセル大学大学院情報学研究科博士課程修了。在学中の2022年に研究発表した「遺伝子情報変換による人工知能構築の基礎理論」でエレクトラ賞を受賞。
2023年よりゼネラルリソース社に入社。
8年間の勤務の後2031年にニューコム社に移籍。現在はニューコム・インフォに所属し、軍事関連の研究に従事している。
ヨーコ・イノウエ
Inoue,Yoko Martha.
1999年9月3日生まれ。
2025年にアクセル大学大学院脳生理学研究科博士課程を修了。
同年ゼネラルリソース社に入社。
2028年より始動された「DOE計画」に参加し、サブリメーションの基礎理論を構築する。
2030年(当時30歳)に研究中の事故に巻き込まれて死去。
ギルバート・パーク
Park,Gilbert.
1992年3月6日生まれ。
2014年ペイジン大学経済学部卒業後、ゼネラルリソース社に入社。
ゼネラルリソースグループ各社で要職を歴任した後、2031年に同社の推薦を受けUPEOへ移籍。
UPEOの治安維持力の向上に貢献し、現在、NUN新国際連合UPEO治安対策機構総司令を務める。
ガブリエル・W・クラークソン
Clarkson,Gabriel W.
1984年2月29日生まれ。
2010年オックスフォーム大学大学院国際政治学研究科博士課程修了。
USEA連邦議会議員を経て2029年NUN新国際連合役員に就任。
2037年にはUPEO治安対策機構代表に着任し現在に至る。
シンシア・フィッツジェラルド
Fitzgerald, Cynthia.Bridgitte.
2012年2月9日生まれ。
2033年21歳でチョピンブルグ大学大学院遺伝子工学研究科修士課程を修了。
同年ゼネラルリソース社に入社。
4年間の勤務を経て、2037年にニューコム社へ移籍。
現在はNEUにエースパイロットとして在籍している。