top of page

ADF-01 FALKEN

garally_adf-01_1.jpg

オリジナル機体

​製造国:オーシア連邦

メーカー:ノースオーシア・グランダーI.G.

初飛行:不明

生産数:不明

高出力レーザーを運用可能な制空戦闘機

 開発経緯

 ベルカ戦争終結後、ベルカ公国南西部の南ベルカ一帯がオーシア連邦に割譲された。これに伴い、兵器メーカーの南ベルカ国営兵器産業廠は「ノースオーシア・グランダーI.G.」へと改称。そこで開発された制空戦闘機がADF-01 FALKENである。前身となった技術検証機モルガンの実戦データから、レーザー兵器の有用性や、それに伴う高度なセンサー類との連動、高いステルス性の重要性が浮き彫りになった。FALKENは、これらの要求に応えることで、極めて高い戦闘能力を持つ戦闘機として完成したのである。

 

 機体概要

 機体形状は、モルガンと同じくカナード付き前進翼を採用する。ステルス性を確保するには不利に働くカナード翼だが、高い機動性を確保するためにこの形状に落ち着いた。全長24.0m、翼幅15.92m、全高5.64mの機体サイズはモルガンとほぼ同じ。ただし、決定的に異なるのがキャノピーを廃した機首部分だ。キャノピーの代わりに複数のセンサーで取り囲み、赤外線を含むあらゆる周波数帯の電磁波を受信してスクリーン上に360度周囲の状況を映し出すことができる。COFFINシステムと呼ばれるこのコックピットを採用することで、パイロットは良好な視界の中で戦闘に集中できるようになった。なお、センサーで受信したデータはAIシステム「Z.O.E.」により再構築されるが、このほかにも戦闘情報の収集・分析し、自己成長する特徴がある。ある程度のミッションは自動で行うことが可能で、将来的に完全な無人化も想定されている。このシステムは後継機であるADF-11で日の目を見ることになる。エンジンは、WWX-GD-425を2基搭載。最大速度はマッハ2.2を実現する。

 バリエーション

 ADF-01は複数のバリエーションが存在するが、そのうちの1機が全面グレー塗装の「Sperber」。「ハイタカ」と呼ばれるこの仕様は、無人運用が想定され、環太平洋戦争後にベルカから押収された設計データも含まれている。こちらは最終決戦用に量産化される予定だった。もうひとつは緑系迷彩を施したキャンディーコーティング仕様。これには、塗装ではなくステルス塗料をフィルム状にして機体に貼られているのが特徴。従来より耐久性が高いとの報告もある。そのほか、派生機としてADA-01 ADLERも存在する。こちらはFALKENをベースとした戦闘爆撃機で、レーザーユニットの代わりに広域殲滅兵器SDBMが運用可能となっている。

 兵装

 固定武装として航空機関砲1門、大出力レーザーユニット(TLS)を搭載するほか、自衛用短射程ミサイル(AIM-9L/M サイドワインダー)を2発を運用可能。さらに、翼下パイロン増設時に燃料気化爆弾(FAEB)、ミーティアBVRAAMを搭載し、対空・対地攻撃任務を遂行できる。

 エースコンバットでは?

 プレイアブルとしてのシリーズ初登場はエースコンバット5で、マップに点在する隠しハンガーを全て撃破することで入手可能だった。その後「ZERO」をはじめ多くの作品に収録され、最強機体の名を欲しいままにした。特にTLSの破壊力は凄まじく、エース機体やボスも瞬時に消し去るほどの性能を誇った。しかし「7」では、ボス級のエネミーに当てても瞬殺できないよう威力調整が行われている。一方「2」では、無人戦闘機としてADF-01 Z.O.E.が登場。最強のライバル機としてシリーズで最も早く登場しているが、ストレンジリアル史におけるFALKENとの関連性は不明。

主な兵装

・TLS

・FAEB

・4AAM

エースコンバット収録作品一覧

adf-01_weapon.jpg

ギャラリー

bottom of page