ADFX-01 Morgan
オリジナル機体
製造国:ベルカ公国
メーカー:南ベルカ国営兵器産業廠
初飛行:不明
生産数:不明
ADF系列の礎となった第4.5世代戦闘機
開発経緯
ストレンジリアルにおける1985年頃、南ベルカ国営兵器産業廠は次世代の制空・多用途戦闘機としてADFX-01/ADFX-02 モルガンの開発をスタートした。当初は試験開発機として運用されていたが、1995年にベルカ戦争が勃発。戦争終結までに当機体が使用されることはなかったものの、ベルカ敗戦後に武装組織「国境無き世界」がクーデターを起こし、開発施設とADFX-02が同組織に接収されることになった。1995年12月、「国境無き世界」はADFX-02に弾道ミサイル管制機能を搭載し、試作型大量報復兵器「V2」の発射を試みるも、ウスティオ共和国の傭兵「ガルム1」に撃墜され機体は失われた。一方、ADFX-01はベルカ戦争終戦後、連合軍に南ベルカ国営兵器産業廠とともに接収され、機体の開発は継続。その後わずかな数が生産された。なお実戦投入されたADFX-02のフライトデータは回収され、後継機であるADF-01 FALKENの開発に活かされている。
機体概要
ADFX-01/ADFX-02は第4.5世代戦闘機に分類され、ステルス性は考慮されずに設計された。機体形状は、コックピットの後方にカナード翼を持ち、機体後方に前進翼と2枚の垂直尾翼を持つのが大きな特徴。全長は23.9m、翼幅は15.7m、全高は4.6m(着地脚収納時)と、同世代戦闘機(実在機)のSu-35S フランカーよりもひと回りほど大きい。エンジンは、WWX-GD-401を2基搭載し、最大速度はマッハ2.0を超える。単座型のみが製造され、複座型は存在しない。また艦上での運用もできない。
兵装
兵装は、固定武装として「GiL 30mm機関砲」を1門搭載するほか、自衛用短射程IIRミサイルを2発を常時運用可能。さらに、この機体の大きな特徴としてゾイサイトと呼ばれるメガワットクラスの大出力レーザーユニット(TLS)を搭載できることが挙げられる。実際、「国境無き世界」はADFX-02の機体背部にピギーパック方式で搭載し、アヴァロンダム上空でウスティオ共和国の機体を撃ち落とした。そのほか、ハイパーシンと名付けられた多目的炸裂ミサイル(MPBM)、モルガナイトと呼ばれるECMポッド(ECMP/IEWS)も運用可能。
エースコンバットでは?
シリーズ初登場はエースコンバットZERO。ADFX-02がラストミッションで片羽の妖精(PIXY)搭乗機体として、主人公サイファーの前に立ちはだかった。また同作品では、ADFX-01がシークレット機体としてプレイアブルとなっている。「INFINITY」では、サービス開始と同時にADFX-01-Block1 "Morgan"がスペシャルチャレンジの報酬として実装され、後に通常のADFX-01 "Morgan"が追加となった。「7」では、DLC第3弾(2019年7月)のプレイアブル機体として配信された。さらに25周年記念DLC(2021年11月)ではBlock1スキン、Growing Redスキンが追加されている。後継機のADF-01に性能は劣るものの、MPBMのような広範囲攻撃、IEWSのジャミング攻撃など、多様な攻撃手段を持つのが強みとなっている。
主な兵装
・TLS
・MPBM
・ECMP/IEWS