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ASF-X Shinden II

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オリジナル機体

​製造国:日本

メーカー:大河重工

初飛行:2013年

生産数:4機

航空自衛隊での運用を想定した架空の支援戦闘機

 開発経緯

 エースコンバットシリーズに登場する架空の戦闘機がASF-X 震電II。エースコンバット発のオリジナル機体は、ストレンジリアルと呼ばれる独自の世界に由来するものが中心となるが、ASF-Xはエースコンバット アサルト・ホライゾンで描かれた〝架空の現実世界〟で生まれた機体である。デザインを手がけたのは、メカニックデザイナーの河守正治氏。本作品では、架空の日本企業である大河重工が「Advanced Support Fighter-X」計画に基づいて開発したという設定がなされ、後に量産型の「F-3」として航空自衛隊やイギリス海軍で運用されることになった。また、ストレンジリアル世界のエースコンバット7では「25th Anniversary DLC Original Aircraft Series」として追加配信されるなど、複数の世界をまたがる機体となっている。

 機体概要

 機体は、全長19.5m、翼幅14.0m、全高3.56mと、ロッキード・マーティン F-22よりもやや大きいサイズ。主翼は前進翼を採用し、前縁フラップと後フラッペロンで構成される。さらに翼端は下向きに折りたためる動翼となるのが大きな特徴。機体前方には全遊動式のカナード翼、尾翼は可変機構により垂直尾翼と水平尾翼を兼ねるなど、ほかの戦闘機ではあまり見られない独創的な構造を持つ。また、カナード翼を持ちながら、ある程度のステルス性も確保される。エアインテークは胴体両側と機体上部の計3ヶ所に配置。エンジンは縦二段に積み重ねられた双発機となり、イギリスの戦闘機エレクトリックライトニングを彷彿とさせる設計。パドル式の推力偏向ノズルを導入することで、高い機動性を確保した。なお、通常離着陸型(CTOL)のほか、短距離離陸垂直着陸型「STOVL」が設計されたこともASF-Xの特筆すべき点といえよう。

 兵装

 兵装は、固定武装として胴体左舷に航空機関砲が装備される。このほか、前部ウェポンベイには短距離空対空ミサイルを4発、翼下パイロンには長距離空対空ミサイル4発または70mmロケット弾ポットが4発、さらに後方ウェポンベイには2発の対艦誘導弾を携行可能。

 エースコンバットでは?

 シリーズ初登場はエースコンバットAHのDLCで、近未来の自衛隊が運用する機体として登場した。河守氏がメカニックデザインを手がけたということもあり、当時大きな注目を集めた。その後、小説『エースコンバット イカロス・イン・ザ・スカイ』に登場するなど、ゲーム以外でのメディア展開がなされたのも話題となった。その後、エースコンバットINFINITYでのプレイアブル参戦を経て、エースコンバット7の25周年記念DLCで配信された。世界観をクロスオーバーした参戦と、シリーズでは珍しい経緯を持つオリジナル機体であるが、強力な6目標マルチロックミサイルや対艦ミサイルを運用できることもあり、使い勝手が非常に高い機体となっている。

主な兵装

・6AAM

・RKT

・LASM

エースコンバット収録作品一覧

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ギャラリー

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