ユージア大陸南東に位置するイスタス要塞。シールズブリッジの北、チョピンブルグの南東、都市ロスカナスの南に位置し、付近一帯は森林が広がっている。所々に台地が点在し、この地形を利用することで強固な要塞が築かれている。ここはいくつかのエリアに分かれており、山の頂上に建設されたサイオン飛行場、北にある潜水艦ドック、西の台地の間にある補給基地、そして東にあるVTOL機の基地である。なかでも特徴的なのがVTOL基地で、台地にある窪地を利用することで敵からの攻撃を防いでいる。

　大陸戦争時、イスタス要塞はエルジアに侵攻・占拠され、ISAF軍の陸路による進軍を阻んだ。この強固な防衛線は「タンゴ線」と呼ばれ、ハリアーを始めとするVTOL機や迎撃戦闘機、対空兵器を多数配備。さらにストーンヘンジの射程圏内だったことも、この要塞の防備をより強固なものにしていた。しかし2005年2月、ISAF空軍は遅れて進軍する地上部隊のため、先んじてイスタス要塞攻撃作戦（ウッドペッカー作戦）を決行。タンゴ線は崩壊し、上陸した地上部隊はロスカナス奪還を果たした。