Stonehenge ストーンヘンジ
ハッティーズ砂漠にある隕石迎撃施設
ユージア大陸中央西部に広がるハッティーズ砂漠。中立国サンサルバシオンの領内にあるハッティーズ砂漠に建造された施設がストーンヘンジ(正式名称は120cm対地対空両用磁気火薬複合加速方式半自動固定砲)である。建造目的は、1999年7月に地球に落下すると計算された小惑星群ユリシーズの迎撃であり、8つの砲塔が円形状に配置された。ストーンヘンジによる迎撃でユリシーズの破壊に成功したものの、一部の破片がユージア大陸各地に降り注いで甚大な被害をもたらし、これが大陸戦争の引き金となった。また、ユリシーズの破片がストーンヘンジ4号砲の砲塔付近に落下し、機能停止に追い込まれている。
ユージア戦史において、ストーンヘンジは2度軍事転用されている。最初は2003年に起きた大陸戦争で、エルジア軍はサンサルバシオンに侵攻してストーンヘンジを占拠。これを対空砲として運用することで、FCUおよびその同盟国で結成されたISAF(独立国家連合軍)との戦いを有利に進め、同年9月までに大陸中部のロスカナスまで勢力を拡大していた。しかし、ストーンヘンジ開発に携わった亡命者の情報により、ストーンヘンジ中央にあるジャミング施設がミサイル攻撃を妨害していることが判明。2005年4月2日、ISAF空軍が、ユリシーズにより機能を停止した1機を除く全てのストーンヘンジを破壊した。
それからおよそ14年後の灯台戦争では、オーシア軍が大型無人機アーセナルバード撃墜のため、ストーンヘンジの利用を考案。大陸戦争の際、破壊を免れた4号砲を復旧して利用可能な状態とした。しかし2019年8月19日、オーシアの作戦を察知したエルジア軍は、ストーンヘンジ破壊のため進軍を開始。オーシア軍のメンヒル部隊と激しい攻防戦になるも、ロングレンジ部隊の航空支援によりストーンヘンジ破壊は免れ、飛来したアーセナルバードの撃墜に成功した。