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Valais Air Base ヴァレー空軍基地

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ウスティオ東の山岳地帯にある基地

 ウスティオ共和国の東、ラティオとの国境沿いに位置するヴァレー空軍基地。周囲は標高3000mを超える山岳地帯に囲まれ、なかでも最高峰モンテローザの標高は4000mに達し、周辺は万年雪と氷河に覆われている。テュラン山脈の奥地にある山岳を切り拓いて建設された当基地は、第6航空師団が配備され、平時には国境空域の警戒監視を主任務とする。基地には数種類の格納庫が存在し、一部は地形を活かし、山肌をくり貫いて作られたものも存在する。一方この地域は、古くは交易、巡礼の要路として人々に活用され、近世以降は避暑地やウィンタースポーツの場として観光客を集めている。

 戦史においては、地理的環境により国境間の争いの場として、過去に多くの血が流れた場所でもある。ベルカ戦争において、ウスティオはベルカの侵攻により、山岳地帯を除く領土の大半を占領された。1995年4月、ベルカ軍の爆撃機編隊は最後の砦となるヴァレー空軍基地に接近したが、外国人の傭兵で編成されたガルム隊が迎撃にあたり、当基地への侵攻は阻止された。またベルカ戦争終戦後の同年12月、クーデター軍「国境無き世界」の重巡航管制機フレスベルクを中心とする航空部隊に攻撃され、ガルム隊が緊急発進。バルトライヒ山脈上空でフレスベルクと護衛のエスパーダ隊を撃墜した。

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