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B7R B7R

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ウスティオとベルカの国境地帯

 ベルカ公国とウスティオ共和国の国境沿い、北緯24°、東経235°地点を中心とする直径400kmの地域は、ベルカ絶対防空戦略空域 B7R(通称、円卓)と呼ばれている。古の時代から国境線が幾度も引き直された地でもあり、その地下には豊富な鉱山資源が眠る。その影響のためか磁場が非常に強く、通信の混線も発生すると言われている。ベルカは国家戦略上死守すべき場所としており、この地の空には各国のエースパイロット達が集い、多くの血が流れた。地理的に見ると南西から北東にかけて山脈が連なり、麓は荒涼とした平地が広がっている。居住区や商業施設は存在しないが、山麓にはわずかながら植生が確認できる。

 ベルカ戦争初期から激しい制空権争いが頻発し、ベルカ空軍第2航空師団第52戦闘飛行隊(通称、ロト隊)をはじめとする複数の部隊が防空任務に当たっていた。1995年4月、ウスティオ空軍はこの空域へ強行偵察を敢行し、ガルム隊を派遣。その際にベルカ空軍のロト隊/グリューン隊/インディゴ隊と交戦し勝利を収めた。

 同年5月、オーシアを中心とする連合軍がB7Rへの不可侵条約を破棄し、多数の航空部隊が進撃した。しかしベルカ空軍の戦力の前に不利な状況に陥るが、ガルム隊が救援に向かったことで戦局は逆転。そこに駆けつけたシュヴァルツェ隊/シュネー隊/ズィルバー隊をも打ち破った。なお、シュヴァルツェ隊はベルカ空軍から脱走を図ったウォルフガング・ブフナー(フッケバイン)を追撃している最中、ガルム隊と遭遇している。単独行動中のアシュレイ・ベルニッツ(グラーバク)、ウォルフガング・ブフナー(フッケバイン)共々ガルム隊に撃墜されるが、両者とも生存。アシュレイは後にオーシア国防空軍に所属。ブフナーは同じ空域で撃墜されたオーシア軍のジャック・バートレットとともに逃亡し、サンド島分遣隊の整備員として身をひそめることになった。

 1995年12月、クーデター軍「国境無き世界」が、北ベルカに位置するアヴァロンダムにV2兵器を配備していると判明。ガルム隊は大量殺戮兵器のV2発射を阻止するべく、B7Rを通過してアヴァロンダムへと向かった。B7Rにはソーサラー隊/ゴルト隊/ウィザード隊が待ち受け、ガルム隊と交戦するも、全機撃墜された。

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